- ガス溶接や高周波ロウ付けなどと比較した場合、作業者の技術レベルや設定条件などに左右されることがなく、『変更点』がほぼ皆無に近いので接合技術として品質の安定性に優れる。
- 1工程で複数個所を同時に接合することができる。
- 連続電気炉を用いるので大量生産が可能。
- 接合部は母材の強度以上を誇る。
- 一箇所ずつ接合する他の溶接技術に比べてコストが低減される。
試験日 | 2005/09/08 |
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使用設備 | 機械技術センター 万能材料試験機(100t) |
試験目的 | 炉中ロウ付けしたワークを引張試験にかけ、ロウ付け箇所の引張強度を確認する。 |
ワークの状態 | 下記パイプ材に加工したSS材切削品を炉中ロウ付け、試験機つかみとして丸棒(SUS)をCO2溶接。 |
試験数量 | 3セット |
試験結果 | 下記の通り試験後のロウ付け部には全く異常が認められず、この接合部は母材強度以上であり、JISで規定する高圧配管用鋼管の規格強度を超えている。 |
NO | 1 | 2 | 3 |
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使用パイプサイズ | Ø13.8 × t2.4 | Ø13.8 × t2.4 | Ø13.8 × t2.4 |
パイプ規格 | STPG370 | STPG370 | STPG370 |
JIS規定(引張強さ) (kgf/mm2) |
37.0 | 37.0 | 37.0 |
参照JIS | JIS G 3454 | JIS G 3454 | JIS G 3454 |
破断荷重 (kgf/mm2) |
43.8 | 45.0 | 46.5 |
破断箇所 | パイプ部 | パイプ部 | パイプ部 |
試験後の ロウ付け部の状態 |
試験前と比較し異常なし | 試験前と比較し異常なし | 試験前と比較し異常なし |
これら製品はオーリングなどのシール材、ねじ込み工数、管理部品点数を減らすことで大幅なコストダウンに貢献しております。